あなたはどこまでゴルフクラブメーカーを信じますか?
今までの話の中で、大手メーカーはすべてのパーツを外注していることは理解していただけたと思います、もっと困ったことに 組み立ては国内ではパートのおば様達にまかせ、中国ではゴルフをしたことも無く、いったい何の道具なのかも知らない工員に丸投げです、グリップの向きやバ ランスが不揃いになるのは当然ですが、これはメーカーの責任ではないのでしょうか。
大量生産されるメーカーの商品でも良い物はたくさんありますが、ヘッドメーカーとシャフトメーカーの物作りに対してのこだわりと努力がどのようにアッセン ブルするかでコンセプトとは別物に組みあがります、パーツを作った職人達の努力がすべて無駄になってしまったゴルフクラブもたくさん存在します。
前回ライ角度のアップライトすぎるクラブが多いことを述べましたが、どのような影響があるのかお話しする前にスイングのメカニズムから見たアドレスとインパクトのライ角度を検証してみましょう。
世界で活躍するトッププロたちのスイングを分析すると、多くの共通点が見出せます、その中でライ角度に関連するものだけを考えてみましょう。アドレスの構 えを飛球線後方から撮った写真を見ると、上半身とシャフトが作る角度は、ほぼ直角になっています。野球の場合、腰の高さはホームランコースで最も打ちやす く飛距離が出るはずです。ゴルフの場合、地上に静止したボールを「最も打ちやすい高さ」にセットするには、上体を前傾させて首筋から背骨を結んだラインと シャフトラインを直角に構えてボールに向けることが、地面にあるボールを腰のの高さに合わせることになります。効率よくスピードをボールに伝えるには重要 なポイントです。アドレスで左腕とシャフトの内角は135~150度の角度になっていますが、この角度は番手には関係なくプレーヤー個々で一定です。スク エアグリップの場合は角度が少なく、フックグリップの場合は大きな角度になります。
ドライバーのアドレスでシャフトのライ角度を測ってみると、身長が187cmで43度、180センチで42度、170センチで39度前後というデータがあります。しかしインパクトでのシャフトライ角は10度前後アップライトになり、ハンドアップになります。
グリップ部分のシャフトと地面の角度は6~7度アップライトになっていて、さらにシャフトは中ほどから先端にかけて3~5度下にしなり(トゥーダウン)グ リップの軸線の延長線とボールの中心がほぼ重なり、インパクト時点のライ角は2つの数値の合計で9~12度アップライトになります。インパクトゾーンでの 遠心力は15~20kgの力になり、その力の影響で手首の角度が伸ばされハンドアップになった状態でボールをヒットするのです。
ライ角がアップライト過ぎるクラブを使っていると、つかまり過ぎを嫌い、フェイスを開いたりしたり、ボールを中に入れたりっするようになります。さらには右を向く癖がつきやすいものです。
あなたのクラブのライ角はあなたのスイングにフィットしているでしょうか。


