ジャパンゴルフフェア2006
2月24日からのジャパンゴルフフェアのためにビックサイトに行ってきました。
ビックサイトが出来る前までは晴海で開催され、シーズン前のこの時期にすべてのメーカーが「新製品お披露目」の場としていたため賑わっていました、しかし メーカーが雑誌の広告やインターネットのサイトで企画段階の新製品情報を流し、発売日前にショップに並んでいる現在、アメリカのPGAショウも同じで開催 の意味が問われていました。実際にタイトリスト社は出展を見合わせています。
私も3年ぶりに行きました、仕事の打ち合わせがあり友人が多く集まる会場で待ち合わせたためついでに寄ってみましたが、まず以前より派手になってきている のを感じました。バブル崩壊後は一般の方の入場者が少なく閑散としており、韓国人と中国人が情報もとめて多数来場していましたが、今年から日曜日までの開 催となり入場者も前年比20%アップだったようです、ゴルフ人口も増加しているようでお祭り色の濃いイベントが多いため、音もうるさく会場では商談できず 外の喫茶店で打ち合わせをすることになりました。
ゴルフ業界も景気を回復して欲しいものですが、内容は思ったとおり期待はずれでした、どこのブースも「飛びます」の連呼、相変わらず「飛ぶ」と言っていれ ば売れると思っているようです、そしてやはり「高反発を超える飛び」ボールが飛びすぎることに対して今回の高反発性クラブの規制のはずなのに、各メーカー のキャッチコピーのほとんどが、「高反発性クラブよりももっと飛びます!」ということです。これって普通の人が見れば、「はぁ〜?」って感じですよね。 「高反発だから飛びます」だったはずなのに、しかしゴルファーは少しでも飛距離が欲しいので「飛びます」という言葉には大変弱いものです。
メーカーはいつまで「飛ぶ」にこだわってクラブを売り続けるのでしょうか、またゴルファーの方もそれに踊らされて買ってしまうのでしょうか。
ゴルフで大事なのは飛距離と正確性です、飛距離は体力作りも必要ですが、日常仕事されている方にそれを求めるのは無理なことでしょう、少し頭の発想をかえてドライバーも正確性を重視した構えやすいクラブにした方がいいのではと思います。
会場で実際に構えてみてアスリートユースのコンセプトを感じさせられるクラブがありました。ミズノのMP−003を構えてまず印象に残ったのがライ角度、 アドレスするとトウ側があまり浮かない、公表ライ角度は約56度とフラット、スクエアフェースと相まって、構えた時に「左に行かせない」イメージが強く出 ています、スライサーには「捕まらない」でしょうが、反面、引っかけ、チーピンを嫌うゴルファーには、すわりの良い安心できる顔つきです。公表体積は 420ccですがアドレスすると400cc前後といった感じで、濃いブルーの色のためかヘッドが引き締まって見えました。特に8.5度ロフトのヘッドは完 全なハードヒッター用でこのようなコンセプトはテーラーメイドR7シリーズの8,5度ロフトのモデルにも見られ、ロフトによってライ角、フェース角を変え てきているモデルが多くラインナップされてきています。キャロウェーのXシリーズのフェアウェーウッドにも同じ傾向が見られました、フラットなライ角度 (3W、56度)。いずれもプロ、アスリートユースを考えた設計です、しかしドライバーのライ角が58度と逆転しているのが不思議でなんとも残念。
ロイコレと言えば、プロ、上級者向けのイメージが強かったのですが、今回のモデルは期待を裏切られた気がします。ヘッド形状は初代タイプHよりも少し大き くなって、丸み感が増し、フェースの厚さはシャローでアベレージ向け、リアルロフトも初代タイプHよりも少し多そうです。また、ライ角度も大きく変わり、 従来モデルはややフラットな設定だったのですが、タイプHⅡはかなりアップライト(3W、60度)この数値が影響して、フェースの向きはスクエア感が強い のですが、構えたイメージは引っかかりそうに見えます。
キャスコのD-MAX450を構えたとき「すごく懐かしい」と思いました、私が2001年に設計したミラクル450とうりふたつ、あの頃「こんなでかいの誰が使う!」とばかにしてたメーカーの開発担当者諸君の言い訳を聞きたい気分でバンコクに戻りました。


