セールスコピー
2005年度の大手メーカーのセールスコピーを並べてみましょう
「80%の力で、120%の飛距離」皆さんも一度は経験があるはず、クラブのおかげなのでしょうか、100%の力で打ったら何パーセントの飛距離?計算式を教えてください。
「その美しさはきっとあなたの力になる」「そのやさしさはきっとあなたの力になる」
ゴルフ屋さんじゃなく化粧品屋さんかと思いました「きっと」を信じたゴルファーは「きっと」後悔しているでしょう。
「近未来&驚異の飛びを継承するドライバー」近未来っていつのこと?いったい何のモデルを継承しているの?
「13のメジャー大会を制覇」その通りですがシャフトは全部「他社製」
「振れば振るほど飛距離が伸びます」マン振りのススメ?もっと練習しろってこと?
「この一本がゴルフ史を震撼させる」怖くて使えません。
「特別な方だけが、特別に得られる飛距離がある」誰のこと?まさか自分が特別だと思って買ってしまった方いませんよね。
「今まで体験したことのない夢のような飛距離が生まれる」夢のような飛距離が悪夢のような結果にならないことを願っております。
「やさしさに大きさは必要なかった」400cc超を作らなかった言い訳?
「驚くほどの強弾道、大飛距離、操作性、好打感を持ち合わせています」そんなことは無いでしょう、何故なら使っているゴルファーを見たことがありません、ここまで言うと来年は発売中止?JAROが黙っていません。
キャッチコピーの言葉どおりつかみを狙っているコピーを採用する会社は、よき時代の日本の物作りへのこだわりなど忘れてしまっていることは察しがつきます。
最近はアメリカンブランドの方が長期的なスタンスで研究センターを作り製品開発に取り組み、物作りへのこだわりをもつ人材を育成、確保し会社を挙げて自社 の掲げたコンセプトに取り組もうとしていると思います。それに対して日本のメーカーは短期的な利益に追われ価格設定が最優先されているように感じます「世 界のゴルファーは2005年を忘れない、きっと伝説になる」と壮大な勘違いのセールスコピーのマクレガー、マックテックが歴史に残るクラブになるとでも言 いたいのかもしれないが定価55,000円のプライスが「当たり」を引いただけで、スペックを見ても他のメーカーと大差なく説明も曖昧、「安い割にはいい んじゃない」がユーザーの本音だと思う。
競争に勝つために他社もこぞって「コストダウン」を旗頭に同価格帯の製品を発売しました、おかげでリシャフトのお客様が増えました、読者の皆さんは消費者の立場で「製品の原価」を考えたことはあるでしょうか?
中国でパーツとして作られ、組み立てられるコスト、船積みされ店頭に並ぶまでの流通コスト、会社の経費と広告宣伝費、利益を考えるとメーカーさんは大変です。
200億の広告宣伝費を掛けたボール「ニューイング」は当然1個700円
私が日本にいたころ、メーカーからショップへの卸しは大量仕入れの大型店で50〜55%、一般のショップで55%から60%だったと思います。定価 55,000円のクラブの製造コストを考えるとショップ卸しを6掛けとして仕入れ値33,000円、店頭では当たり前に20%引きとなりショップのマージ ンは20%というところでしょうか、その33,000円で卸す側は利益、会社経費、広告宣伝費を考えればいくらでクラブを作らなくてはいけないかを計算す る訳です、当然コストダウンが重要になり見た目を考えヘッドはお金を掛けるパーツになり、一番大事なはずのシャフトはコストダウンのパーツとなります、当 然品質がよく高価なシャフトは挿せなくなります。私の手元にある資料を見てもプロゴルファーは契約メーカーのヘッドを使いますがシャフトは他社製の物で す、契約している以上使わなくてはならないヘッドでも、シャフトを変えることで自分のイメージ通りの弾道を打つことができることを知っているからです。
この時期、来シーズン向けの新製品がちらほら、キャッチコピーにはお気をつけ下さい。


