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SAMMY'S GOLF CO.,LTD.
Bangkok Studio
日本料理・絆3階
3F 595/9 Sukhumvit 33/1 Sukhumvit Road
Klongtan-Nua Wattna Bangkok 10110
MOBILE: 087-906-7272 (日本語)
FAX: 02-259-2662
URL: www.sammygolf.com
E-mail: sammy@sammygolf.com
Open: 12:00~20:00 (月曜定休)

Kankokutei

ニューヒロイン誕生 5月15日号

15歳9カ月のアマチュアの少女が、日本女子プロツアーの

「KKT杯バンテリンレディス」で優勝を飾りました。

2012年「サントリーレディス」で優勝したキム・ヒョージュの

16歳10カ月という「最年少優勝記録」を大幅に塗り替えました。

これまでの日本選手の最年少記録は

2003年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で優勝した

宮里藍の18歳3カ月でしたがこちらも大幅に記録更新です。

その少女とは勝みなみ。

女子アマチュア界では、小学生の頃から

「九州に強い女の子がいる」と注目されていた逸材でした。

 

勝は、決して怯まず、ともかく強気なゴルフをする選手ということですが、

強気な一面は、パッティングに表れています。

「ネバーアップ・ネバーイン」と格言通り

「カップに届かなければ入らない」を実践しています。

強気のファーストパットで1mを超える距離をオーバーしても平然とし、

その返しのパットを難なく沈めてしまうという、

強気な姿勢は見ていて心地良いプレースタイルです。

ゴルフに対する目標を「常にいいゴルフがしたいですね。

自分で納得のいくゴルフをすることが目標です。

でも、試合に出たときには、それで勝ちたいんです」と、

自分のスタイルを持った強い選手になりたいというのです。

 

最終日を迎えて「ひょっとしたら勝てるんじゃない?」と親に言われて、

「まさか」と返答しながらも、逃げる、守るゴルフではなく、

勝負への執念を持ち、最後まで攻める気迫を失いませんでした。

そのまま成長すれば、勝は間違いなく2020年の「東京五輪」では

主力になりえる選手です。

勝のスイングは、祖父の市来龍作(いちき・りゅうさく)さんの

指導で作られたものです。

身長157cmと小柄ながら勝の体幹は太く、その太い体幹を軸にして、

小さい体をフルに使って、最大限にクラブを速く振るのが、

彼女のスイングの特徴ですが、個性的な部分もあります。

教科書的な美しいスイングだから結果が出るとは限らないですが、

勝の場合は「自己流」でも「結果を出せる」形ができています。

 

そして、肩幅の広い体格を生かした肩回転のスピードも、

飛距離の原動力のひとつです。

彼女のスイングは女子選手のそれ、というよりは、

むしろ松山と共通した太く豪快なスイングの雰囲気を漂わせていますが、

勝負根性に関しては、活躍するアマチュアゴルファーの選手の中でも、

ピカイチの存在といえるでしょう。

個性的かつ独特なスイングを選手たちが、

日本だけでなく、世界中で結果を出しています。

重要なことは、持って生まれた体の特性を

最大限に生かしたスイングができているかが重要で、

そのスイングで結果を出せば良い事を証明して見せました。

 

昨季は、初の「賞金女王」となった森田理香子と旧女王の横峯さくらが、

最後まで熾烈な「女王」争いを繰り広げて盛り上がりました。

一方で、昨年2勝した比嘉真美子(20歳)や堀奈津佳(21歳)といった

若手の台頭もツアーの人気を牽引していました。

今年、飛躍が期待される新たなヒロイン候補としては

北海道出身の19歳、藤田光里がいます。

アマチュア時代は、北海道女子アマチュアゴルフ選手権5連覇の記録を持ち、

昨年夏のプロテストを一発合格。12月のファイナルQTを1位で通過して、

今季のツアー出場権を獲得しています。

さらに「LPGA新人戦加賀電子カップ」まで制した

「大型新人」と期待が集まります。

 

最大の武器は、平均飛距離260ヤードというドライバーショットで、

藤田自身も「飛んで曲がらないのが売り」と自負するほどです。

関係者もその才能を高く評価して、今年に入ってキャロウェイと用具契約、

レオパレス21と所属契約と、新人にしては破格の待遇が、

藤田の大物ぶりを物語っています。

オフは下半身とショートゲームの強化に努めてきたという藤田は

「今年はまずシード権を獲ることが目標」と決意表明は控えめですが、

虎視眈々とツアー優勝を狙っているはずです

「剛腕」のイメージとは結びつかない端正な顔立ちで、

初優勝を飾れば「美人ゴルファー」として、一気にブレイクすることでしょう。

 

徳島県出身の21歳、岡村咲も注目選手のひとりです。

アマチュア時代、日本ジュニアゴルフ協会主催の

全国大会で5回優勝という経験を持つ逸材です。

高校卒業後、2011年のプロテストは不合格でしたが、

プロ宣言してツアーでは単年登録選手として奮闘。

2012年のQTで27位に入り、昨シーズンは32試合に出場を果たしています。

10月の「スタンレーレディス」では、自身最高成績の7位タイに入るなど、

ツアー本格参戦1年目としては健闘しましたが、

賞金ランキングは75位と「シード権獲得」はなりませんでした。

ツアー終了後、QTで8位と、今季ツアーの出場権を獲得し

「2013年シーズンは、初めてのことばかりで

ツアーに慣れるのが大変でしたが、

 今季はその経験を生かしていきたい。

そして、1年間しっかり戦い抜いて、

ギャラリーの方々に魅せられる選手になりたいです」と、豊富を語っています。

 

岡村と同様、単年登録選手として昨季プロデビューを飾った

20歳の辻梨恵も、楽しみな存在です。

昨季は、6月の「ニチレイレディス」で6位タイ、

10月の「スタンレーレディス」で7位タイと2度のトップ10入りを果たしたものの、

出場33試合中18試合で予選落ちと

賞金ランキングは62位にとどまり、目標としていた

シード権獲得は果たせませんでした。

しかし、QTで18位に入り今季の出場権を獲得しています

「昨季はツアーの1年間を、どのように戦い抜くかの

リズムをうまくつかめませんでした。

疲労も重なり体力のなさを痛感しました」と、

昨季の反省を踏まえて、年明けから

ハードなトレーニングを開始したといいます。

成人式を終えると、同じ新成人の渡邉彩香とともに

静岡・熱海で合同合宿を実施。

渡邉の専属トレーナーの指導のもと、ジムで筋力トレーニングに励み、

砂浜では徹底して走り込み、朝から夕方までみっちり1週間、

基盤となる体作りに専念。体力強化を図って、

それから実践練習に入ったといいます。

 

辻と共に合宿に取り組んだ渡邉彩香は、すでに結果を出しています。

渡邉は2012年3月に高校を卒業すると、同年夏のプロテストに一発合格。

秋にはQTで29位に入り、翌年のツアーフル参戦を確定させたのです。

2013年シーズンは10月の「富士通レディース」で優勝争いに加わり2位に入り、

ルーキーイヤーながら賞金ランク46位という成績を残して、

見事今季のシード権を獲得しています。

172cmという長身を生かして放たれる平均飛距離270ヤードという

「ロングドライブ」が魅力の渡邉ですが「プロ1年目のシーズンは、

楽しいこと半分、大変なこと半分という感じでしたね」と、

1年目を振り返っていました。

 

今シーズン4戦目の「アクサレディス in MIYAZAKI」の最終日、

首位の藤田幸希から2打差でスタートした渡邉は、

スタートホールのティショットを右サイドの池に入れてボギー発進。

3番でもボギーと不穏な立ち上がりでしたが、

7番、9番で2つのバーディを奪ってサンデーバックナインを迎えたのです。

藤田に13番でバーディを奪われた時点で最大5打差のリードを許しますが、

16番続き17番ではバンカーからのセカンドをピンそばに寄せバーディと、

藤田の失速もあり1打差に迫り、最終18番パー5を迎えたのです。

 

ここ一番の勝負どころで、ツアー屈指として鳴らす

ロングヒッターのアドバンテージが存分に生かされます。

ティショットをフェアウェイに置くと、迷うことなく3番アイアンで放った

2オン狙いの第2打は、右の池を避けるようにグリーン左サイドのラフへ。

「とにかくプレーオフに持っていきたい」と放った約20ヤードのチップショットは

ピン方向に転がってカップインし、会場は大きな歓声と、

どよめきに包まれました。「入ればいいなぁと思いましたが、

まさか入ってくれるとは思いませんでした」と、

カップインの瞬間は高々とガッツポーズを作り、キャディと抱き合って歓喜。

一転して1打を追う立場に変わった藤田は

グリーン奥からのアプローチを外し、

グリーンサイドで同期の比嘉真美子、福田真未らに見守られながら、

渡邉の笑顔がはじける瞬間を迎えました。

 

初勝利を引き寄せたこの劇的なチップインイーグルですが、

渡邉は2日目もほぼ同じ位置からのチップインバーディを奪い、

最終日の逆転優勝への望みを繋いでいました。

「オフに鍛えたアプローチが結果的に優勝に繋がった」と、

最大の武器である飛距離に加えて上達中の小技が勝因でした。

「年内にもう1勝。当面の目標はオリンピック出場です」と語る

20歳の渡邉ですが、高校は、ゴルフをするために埼玉県の名門

埼玉栄高校に進学しました。

渡邉の両親は、自宅のある静岡県熱海市から通うことを条件に

遠距離通学を認めたといいますが

「自宅から毎日、2時間以上かけて通学していました。

でも、学校は楽しかったですし、部活も面白かったので、

まったく苦になりませんでした。普通の高校生のように、

買い物に行ったり、カラオケに行ったりして

遊びたいと思ったこともなかったですね。

私はスポーツクラスで、競技は違ってもクラスメートのみんなが、

全国大会で結果を出すことを目指して

がんばっている子ばかりだったんです。

誰もが毎日部活に励んでいて、

私も同じようにゴルフに打ち込んでいました」と、

高校3年生の時に、全国大会の団体戦で優勝を飾っています。

 

「KKT杯バンテリンレディスオープン」で15歳の勝みなみが

「史上最年少優勝」を果たし、同世代のアマチュアゴルファーも

刺激を受けているようです。

優勝後の初参戦となった「サイバーエージェントレディス」で勝は、

取材攻めのためか大会初日に出遅れ、

2日目も伸ばせず1打差で予選落ちに終わったのですが、

その2日目に今度は堀琴音(18歳)と森田遥(17歳)がスコアを伸ばし、

ツアー史上初となるアマチュアの2選手が首位に立ったのです。

さすがに、この状況には同大会に出場中の

プロたちにも焦らないはずもなく、

最終日に2打差でアマチュアを追いかけることになった一ノ瀬優希は

「アマチュアはプレッシャーがないから攻めることを怖がらないし、

緊張もしていない。ただ毎週のように上位に来ているので、

ロとしてはその上に立たなければ」と、必勝宣言を掲げていました。

 

アマチュア2選手と一緒にラウンドすることになった、

元世界ランキング1位の申智愛がスコアを伸ばしますが、

突き抜けることができません。

前半を終わって申、森田、一ノ瀬が首位で並ぶ展開になりましたが、

最終18番で劇的なチップインイーグルを奪った一ノ瀬が、

2位の森田を振り切って今季2勝目を果たしました。

一ノ瀬は「試合に出ればプロもアマも関係ないとは思いますが、

1年に2回もアマチュアに勝たれるのもどうなのかと思って。

勝てて良かったです」と、インタビューに答えていました。

のびのびとしたプレーをするアマチュアの躍進が、

女子プロたちの精神面や技術のレベルアップに

一役かっているとも言えそうです。

17歳の森田遥は「73」で通算7アンダーに粘って2位フィニッシュ。

18歳堀琴音は「76」で香妻琴乃と並んで通算4アンダーの4位タイ。

さらに16歳・永井花奈が通算3アンダーで6位と健闘しています。

 

アマチュア勢の強みはプレッシャーがない分、

積極的に攻めることができることです。

ランキングやシード権を考えながら戦うプロとは

コースマネジメントも違います。

しかしこれだけ多くのスター候補生が誕生したことはありません。

今シーズンのJLPGAツアーは楽しみですが、

宮里藍・美香に続き、アメリカで多くの日本人女子ゴルファーが

活躍する日も近いでしょう。

6年後に日の丸を背負い「東京五輪」出場を目指す、

熾烈な戦いがすでに始まっています。



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