リシャフトの必要性
リシャフトの必要性はゴルファー自身が決めることですが、はっきりしているのはリシャフトによってクラブの性格が変わり、弾道やボールスピードに変化を与えることができるということです。
クラブメーカーは一般的に広い範囲のゴルファーに受け入れられるシャフトを標準装備しています、硬く重いシャフトは敬遠されますし、四季がある日本の気候 と平均的なプレー回数にあわせて軽く柔らかいシャフトがRになり、それより硬いものをSとしているメーカーがほとんどです、タイの気候とプレー頻度は日本 の平均値とは違いますし、同じゴルファーが半そでとセーターを着た時ではヘッドスピードも変わり、固さの感じ方も違うはずです。メーカーの作る広告と広告 をもらって記事を書く雑誌の活字とスペックを鵜呑みにしてはいけないと思いませんか。
パワーのあるハイヘッドスピーダーは、リリースやフェースローテーションなどあらゆる面で非常にスピーディーですからトルクやバランスポイントなど、シャ フト選択時の許容範囲はかなり狭くなりますが、リシャフトによって結果が変わり必要性も高くなります、標準装備のままのシャフトを契約プロが使っていない ことでも明らかです。
一般ゴルファーにも恩恵があり、もともとフジクラのスピーダーは自分でスピードが出せないローヘッドスピードゴルファーのために開発されたものでした。
リシャフトによって変わる具体的な変化はスイングのリズムやタイミングにも表れます。
シャフトとの相性によって時に微妙に、時には大胆にスイングは変化します、理想としてはゴルファーとヘッドとシャフト、三者の関係がトータルでベストマッチした時はじめてゴルファーは上質の能力を発揮でき、クラブもその能力に応えてくれると思います。
イメージ通りスイングできることによってリズムに変化が生まれミート率にも違いが表れます、スムーズなリズムの時はミート率も上がり、リズムの崩れはミート率を下げます。
ミート率により方向の安定性にも変化が起こります、シャフトはスイング時3次元の中で大きくしなります、このしなり量はシャフトによって異なりその結果、 方向性を左右することになります。シャフトの違いがインパクト時のヘッドスピードにも変化をもたらします、重量や硬度しなりの特性などによりゴルファーの 最大のヘッドスピードは前後し飛距離も変化します。長さ、重量、硬度、キックポイント、バランスポイント、トルクなどのスペックのなかでシャフトを選ぶ 時、優先すべきは重量です、シャフトの重量によってトップの深さが変わります、シャフトが重くなればクラブの慣性モーメント(一定の動きを続けようとする 力)も大きく、トップの位置は深く収まりタメを作りやすくなります、しかし重すぎる重量はオーバースイングや振り遅れを引き起こします。
どのぐらいの重量が振りやすく快適なのか、プロゴルファーはたくさんの試打を繰り返し自分にとって最適なスペックを経験で知っています、皆さんもデモクラブを置いてありデータが取れるショップでいろいろなスペックを試されるべきです。
ゴルファーはシャフト硬度にスイングテンポを合わせようとします、硬度が硬い場合シャフトをしならせようとスイングテンポは速くなります、柔らかいシャフ トはしなりに逆らわないようゆったりとしたテンポになります、また以前は硬いシャフトはボールがつかまりづらく、柔らかいシャフトはボールをつかまえやす いという特徴があるといわれていましたが、高速カメラでインパクトが見れるようになって見解が変わってきています。
トルクはスイングが安定してないゴルファーには、スムーズなスイングの手助けになるといわれてきました、確かに適度なトルクは不安定な軌道からくる違和感を感じにくく、無意識のうちにスムーズにスイングしやすくしてくれますがハイスピードのゴルファーには不快なものです。
キックポイントに関して以前は先調子のシャフトは先端のしなりが強いためリリース(コックのほどき)を早める傾向があり、元調子は手元側がしなりタメを作 りやすく傾向があるといわれていました、しかし最近は4軸のなど新理論の導入で両方の良い面を取り入れることができるようになりました、全体がしなる様に デザインされたバランスの良いシャフトが主流になるでしょうし、シャフトスペックの捉え方も変わってくると思います。
タイ自由ランド 2006/2/5号に掲載


