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SAMMY'S GOLF CO.,LTD.
Bangkok Studio
日本料理・絆3階
3F 595/9 Sukhumvit 33/1 Sukhumvit Road
Klongtan-Nua Wattna Bangkok 10110
MOBILE: 087-906-7272 (日本語)
FAX: 02-259-2662
URL: www.sammygolf.com
E-mail: sammy@sammygolf.com
Open: 12:00~20:00 (月曜定休)

Kankokutei

世界との差 8月15日2014年

「全英オープン」さらに「WGC・ブリヂストンインビテーショナル」と、

この1カ月の間にビッグタイトルを連取したロリー・マキロイが

「世界ランキング1位」に返り咲きました。

セルヒオ・ガルシアを抑えて「全英オープン」で優勝を飾ったR・マキロイが、

またしても「ライダーカップ」のチームメイトであるS・ガルシアに競り勝ち

、自身初となる「世界ゴルフ選手権」のタイトルを手にすると共に、

公式世界ゴルフランキングの頂点に再び君臨したのです。

 

第2ラウンドではバックナインを僅か「27」で回り、

「61」のコースレコードに並ぶスコアを出したS・ガルシアでしたが、

2日後に同じバックナインを終えて頂点に立っていたのは、

最終日を「66」でラウンドし、スコアを通算15アンダーまで伸ばした

25歳のR・マキロイでした。

 

同大会でアダム・スコットがトップ5入りを果たせなかった為、

バルハラGCで開催される今季メジャー最終戦の

「全米プロゴルフ選手権」の前にR・マキロイは

2013年3月以来となる「世界ナンバーワン」の座を再び手に入れたのです。

「今週、最も誇らしく思うのは、あの『全英オープン』の直後に

こうしたパフォーマンスを発揮できたところなんだ」と語るR・マキロイですが、

2003年にこの大会を制した母国(北アイルランド)の先輩ダレン・クラーク以来、

欧州勢としては2人目の大会覇者となりました。

 

優勝インタビューでは「気を抜くようなことはしたくないと思っていたし、

シーズンの終わりまでこの調子を維持したいと思っている。

1年で最も好きな大会の一つで、このようなパフォーマンスが発揮できて

とても満足している」とも語っています。

スタートホールでドライバーをラフに打ち込んだR・マキロイですが、

木々の合間を縫う低い弾道のスーパーショットで

ピンそば1メートルをつけてバーディを奪い良い流れを呼び込みます。

一方長いパットを残したS・ガルシアは

そこから2パットのパーで最終日をスタートしていました。

 続くパー5の2番で2オンに成功したメジャー3勝のR・マキロイは、

ロングレンジから2パットでバーディを奪います

続く3番でもバーディを奪うと、このホールでS・ガルシアがボギーを叩いた為、

両者の順位が入れ替わりましたが、

このホールにはまた別のストーリーが用意されていました。

 

S・ガルシアがティショットを大きく曲げて、ギャラリーの中へ打ち込んだ際に

ボールがギャラリーの女性の指に当たり、

婚約指輪からダイヤモンドがはずれてしまったのです。

S・ガルシアはその女性にサインボールを贈り、

グリーンをオーバーした2打目を放った後にその女性の連絡先を訊いていました。

幸いにも、落ちたダイヤモンドはラフの中から回収されましたが、

S・ガルシアはパーセーブに失敗し、

対するR・マキロイは2.5メートルのパットを沈め、

3ホール連続バーディと快進撃を見せたのです。

 

その後、R・マキロイは5番でも1.5メートルのバーディパットを沈めた為、

最終組の2人の間には5ホールで5ストロークの差がつき、

R・マキロイが逆に2打のリードを奪い首位に立ったのです。

 

流れを変えるための「何か」を起こさなければならないS・ガルシアでしたが、

8番でR・マキロイがドライバーのティショットをラフへ打ち込んだことで

勝負の流れが変わります。

ラフからの第2打をガードバンカーに打ち込み、

パーセーブに失敗と1打差に詰め寄ります。

するとS・ガルシアは9番で4.5メートルのバーディパットを決め、

同じホールでR・マキロイが2メートル足らずのバーディパットを決められず、

ついに追いつく展開になったのです。

両者共に通算14アンダーとしてバックナインを迎えたのですが、

R・マキロイが11番で2.5メートルのバーディパットを決めた後、

S・ガルシアがそれより僅かに近い位置からのバーディパットを外してしまい、

R・マキロイが再び単独首位に立ち勝負は終盤を迎えました。

 

そして、パー3の15番で決定的なターニングポイントが訪れます。

S・ガルシアのティショットはグリーン左側のラフに外してしましまいますが、

バンカー越えで傾斜が強くピンに寄せるのが

ほぼ不可能なピッチショットが残りました。

結局このホールをボギーと一打後退して、

残り3ホールでR・マキロイのリードは2打となりました。

ラストチャンスの17番ではS・ガルシアが

ピンそば3メートルにつけるバーディチャンスに付けますが、

これを決められず勝負が決しました。

最終日は雨によりコースが柔らかくなる中、

好スコアが続出する一日となりました。

 

メジャー5勝のP・ミケルソンは10バーディ、2ボギーと猛チャージをかけ、

8アンダーの「62」でホールアウトし健在ぶりをアピール。

ここまで4大会連続で予選落ちの憂き目を見ていた

L・ウェストウッドも「63」と、タイガーのライバルだった実力者二人が、

久しぶりの上位進出でしたが、タイガーは最終日に

背中の痛みと痙攣により途中棄権しています。

 

S・ガルシアこれまでに欧州ツアーで通算11勝、

PGAツアーで通算8勝を挙げています。

3歳から父親の手ほどきでゴルフを始めていますが、

1999年の「マスターズ」でベスト・アマチュアに入り、

同年5月にプロ転向。すぐに欧州ツアーの「アイリッシュ・オープン」で

プロ初優勝を飾っています。

同年8月の「全米プロゴルフ選手権」では、タイガーとの激闘の末に

1打差の2位に入り、19歳の早熟ゴルファーとして

一気に世界の注目を浴びることになりました。

欧州ツアーの「リンデ・ドイツ・マスターズ」で2勝目を挙げると、

アメリカ代表チームとヨーロッパ選抜チームによる団体戦

「ライダーカップ」でも、史上最年少の19歳で

ヨーロッパ選抜の代表選手に選ばれています。

この年は日本でも「三井住友VISA・太平洋マスターズ」

「ダンロップ・フェニックスオープン」でプレーをして話題になっています。

 

これらの活躍により、S・ガルシアは2000年5月に

第1回「ローレウス・スポーツ賞」の「最優秀新人賞」を授与されています。

2001年5月の「マスターカード・コロニアル」でPGAツアー初優勝と、

タイガーを追う一番手と評価されていました。

2005年度はPGAツアーで「ブーズアレン・クラシック」、

欧州ツアーで「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」で優勝したものの、

その後3年間両ツアーとも優勝から遠ざかっていました。

2007年の「全英オープン」では、最終ホールで短いパーパットを外し、

パドレイグ・ハリントンとのプレーオフに敗れて2位に終わり

「初メジャー」を逃しています。

2008年5月の「ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ」で

3年ぶりのPGAツアー優勝を果たし、S・ガルシアのゴルフは

再び復調に向かっていたのですが「全米プロゴルフ選手権」で、

またしてもP・ハリントンに2打差で敗れ「初メジャー」を逃していますが、

欧州ツアーで2つの優勝を加え、2008年11月9日付の世界ランキングで、

欧州のゴルファーとしてコリン・モンゴメリー以来

12年ぶりの「2位」に食い込んだのです。

 

S・ガルシアのメジャー大会の自己最高成績は「マスターズ」が4位(2004年)、

「全米オープン」が3位(2005年)、「全英オープン」が2位(2007年・2014年)、

「全米プロゴルフ選手権」が2位(1999年・2008年)となっています。

アジアンツアー4勝を挙げ、アマタスプリングスで開催された

昨年の「タイランドチャンピオンシップ」でも優勝を飾っています。

「全英オープン」に続き、R・マキロイの後塵を拝して

2位に終わった後のインタビューで、ギャラリーの指輪から消えた

ダイヤモンドが見つからなかったら、買うつもりだったのかと問われた

S・ガルシアは「その準備はあった」と微笑んでいました。

 

質問をした女性記者が「私も今日ダイヤモンドをなくしたの」と言うと

「本当?それって、僕が悪かったの?」と答え、

沈みがちな敗者のインタビュー会場が、大きな笑いに包まれました。

昨年末の「タイランドCS」に優勝して以来好調で、

今年は「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」で優勝後も

「シェル・ヒューストンオープン」と「ザ・プレーヤーズ選手権」で3位。

「トラベラーズ選手権」2位の後、「全英オープン」と

「ブリジストンインビテーショナル」では

「世界ランク1位」のR・マキロイについでの2位と好調を維持しています。

かつて「エルニーニョ・神の子」として注目を集めたS・ガルシアが、

念願のメジャー制覇に近づいています。

 

松山英樹は最終日を5バーディ3ボギーの「68」で回り、

通算6アンダーの12位タイで4日間を締めくくりました。

「最近なかったプレーがいくつも出たので良かった。

バーディチャンスも多かったし、あとはそれを決めきれる

パッティングの技術とラインの読みかなという感じがする」と、語っています。

 

決勝ラウンド2日間で松山が奪ったバーディのうち

1メートル付近につけてとったバーディが6個で

「2日目が終わってから練習をして、良くなるものがあった」と、

いうように決勝ラウンドに入ってショットは本来のキレを取り戻していました。

パーオン時の平均パット数は4日間通算1.5851でフィールド1位と、

ショットがピンに絡んでいたかを証明しています。

しかし一方で、ストロークゲインド・パッティング

(パッティングがどれだけスコアに貢献したかを表すスタッツ)は

通算で-0.54353と全選手中49位で、

松山と同スコア以上の選手の中では一番低い数値でした。

平均パット数は近くにオンすれば当然良くなるのですが、

松山の場合は平均的に決まる確率の高い、

近い距離から決めきれていないということになります。

 

「ラインの読みが悪いのか、タッチが悪いのか分からないけど入らない。

まぁ、そのうち入るでしょう」と、振り返る松山にとっては

「ショットが良ければとりあえずは戦える」という手応えを得た様です

「このショットが初日から出来れば、パットが悪くても上にいけるという感じはする。

それを、初日が始まる前からしっかり作っておかないといけないけど、

今年になって出来ていなかった」と、振り返っていました。

 

「ショットは緊張してくれば崩れてくるし、

世界のトップでもうまくコントロールできない人もいる。

パットは小さなストロークだし、そこでいかにしっかりとしたものを

作っておくかによって、ショットが悪くてもパーセーブできるときがある。

そういう意味ではパットの方が大事だと思います」とも語っていますが、

ショットとパットが噛み合えば、米国男子ツアー2勝目も、

日本人として初の「メジャー優勝」に手の届くところに来ています。

 

「ブリヂストンオープン」優勝で参加資格を得た丸山大輔は

「距離もあるし、セーフティな方しか狙っていけない」と、

コースのプレッシャーをひしひしと感じ、

「日本ツアー選手権」優勝で参加資格を得た169cmと小柄な竹谷佳孝は、

トラブルになる前に堅実に刻む戦略を決めていましたが、

スコアを伸ばして上位で戦うには「ハイリスク、ハイリターン」の

険しい道を行くしかないのも事実です。

最終日を終えて丸山は「長かった。ただただ長い、それだけでした。

ランが出ないし、ラフに入ったら出すだけ。非常に苦しかった」と、

なすすべなく戻ってくるのが精一杯という印象でした。

「これが最後のアメリカだと思ってやっていた。

やりながら、未来のないゴルフは厳しいなと。

これから飛ぶようになるわけでもないし、

パターが入るようになるわけでもない。どういうゴルフを目指し、

どういうスタイルでやっていけばいいのか考えながらやっていたけど、

見つからなかった」と、06・07年とシードを獲得し

PGAツアーに挑戦していたこともあるだけに、感慨深げに語っていました。

 

PGAツアー初参加となった竹谷は「耐えなきゃと思ったけど、

耐えられないリズムだった。単純に長い。どうやっても、

今の技術、調子、気持ちという部分じゃ足りなくて、

本当に難しいと思った」と、同じく飛距離の壁に跳ね返されたようですが

「打ちのめされたけど、またこういう舞台に来たいと思えることが収穫」と、

課題に正面から向き合うことを誓っています。

 

7,400ヤード、パー70で「ブルーモンスター」と称される

ファイヤーストーンCCですが、バッバ・ワトソンが16番パー5で

424ヤードを飛ばしたことでも分かるように、

キャリーの出る選手のランディングポイントは下り傾斜になっていたり、

幅が広くなっていたりする一方で、そこにたどり着くまでは狭くなっています。

丸山は最終日の8番ではフェアウェイにすら届きませんでした。

 

第2打で握るのはユーティリティやロングアイアンばかりになりますが、

日本ツアーでこういった長いコースが使われていないのが問題です。

丸山は「以前アメリカに来ていたときは、普通の3Iもうまく打てていたけど、

今は打たないんで4Iも厳しい感じ」と、語っています。

「コースが選手を作る」というのは当たり前の話で、

男子も女子も国内での状況は同じです。

選手たちがどんなに努力しようとも、その技を引き出す舞台がなければ、

技術を磨く必要もなくなってしまいます。

日本にタフなコースが増えてくれば、

それだけ世界で戦える選手が出てくる可能性も高まりますが

コースを仕上げる準備期間も必要になり、

開催コースの理解が必要です。

 

参戦する日本人プレーヤーの中で、海外での経験から

「300ヤード近辺」に距離感の必要性を感じて

練習をしているのは石川と松山で、二人の成績が上位なのは

「至極当然」なことなのです。



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