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3F 595/9 Sukhumvit 33/1 Sukhumvit Road
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MOBILE: 087-906-7272 (日本語)
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E-mail: sammy@sammygolf.com
Open: 12:00~20:00 (月曜定休)

Kankokutei

池田の復活と石川の活躍 11月15日号

池田勇太が「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー通算11勝目を挙げました。

15番までに6バーディを奪い2位のSK・ホに2打のリードを奪ったのですが、

上がりの3ホールから産みの苦しみが始まりました。

16番パー3はティショットを左に曲げてバンカー越えの

難しいアプローチからなんとかパーセーブ。

しかし17番パー42打目を左ガードバンカーに入れ、

不運にも足跡にはまりスピンがかけにくく下りという3打目を

グリーンに乗せられずにボギー。

18番パー5は、ファーストカットからの2打目を

「ボールが浮いていてフェースの上っ面に当たってしまった」と、

距離が出ずにグリーン手前の池へ打ち込んでしまいプレーオフへ。

「逆に吹っ切れた」と語るプレーオフ1ホール目は、

ティショットがフェアウエーバンカーの縁に刺さり、

バンカー内に出すだけという不運に見舞われたSK・ホに対して、

会心のティショットでフェアウエーをとらえ、ディボット跡にはまりながらも2オンに成功し、

バーディで今シーズン初勝利を決めたのです。

今シーズンは成績が上がらず、感情が高まり

すぐには言葉が見つからないインタビューでしたが

「こんなしびれる試合はなかったです。本当苦しかった。

今年勝てないと思っていた中で、チャンスが巡ってきたのが苦手な大会。

自分としても不安だっただけに、本当にうれしいです」と

男泣きのインタビューが池田の苦悩の大きさを表していました。

開催コースのABCGCは、14フィートを超えるメジャー級の速さの出るグリーンで、

池田のイメージは合わずに「苦手で嫌いなコース」と語っていました。

強めのタッチが信条の池田にとっては、短いパットでも

イメージを合わせるのに苦労したようです。

高速グリーン対策としてピン型の「転がりの悪い」パターを投入し、

スタートから霧がかっていた最終日は「暗いとグリーンが黒く見える。

キャップをかぶるとさらに黒く見えてしまう。

グリーンが黒く見えると強く打つイメージになってしまうので、

なるべく明るく見えるように、スポンサーさんには申し訳ありませんでしたが、

キャップ類は取りました」と、苦手克服の準備を整え、

4日間の平均パット数3位で優勝を手繰り寄せたのです。

今年の池田は志願して選手会長に就任し、打ち合わせ会議やスポンサーへの挨拶回り、

イベントなどに積極的に参加し、プロゴルファーとしての時間を削られていました。

また、5月には背中を痛めてまともにゴルフができない時期もあり

「いろいろな流れで勝てないのかもと思ったけどね。

選手会長がしんどくないといったら嘘になる。

でもやるといったら、やるのが俺の流儀だから。

選手会長をやっていることでいい訳はしたくないけど、

この優勝はちゃんとやってきたご褒美かもしれないですね。

もう1勝ぐらいしたら選手としても輝けるかもね」と、これからの活躍にも期待が持てます。

苦手な大会のため遠征前には「2日分のウエアでいいよ」と決して好調ではなく、

最終日はいつもの勝負色の紫ではありませんでしたが

「男子ツアーは厳しい現状ではあります。男子ゴルフ界を盛り上げるために

いろいろ考えないといけない。最低でも3年はやらないとね」と、

リーダーとして男子ツアーを牽引する意気込みを語っています。

 

「自分が結果を残すことで、これから会長をやる人間に見本を示したい」と、

選手会長としては前例のない頻度で、大会翌日の月曜日や火曜日に、

大会スポンサーやJGTOのミーティングに出席している様で

会議では国内男子トーナメントの現状を自らプレゼンし、

社会貢献イベントなども先頭に立って立案し、実行しています。

最年少の27歳で選手会長に就任した今年1月に

「選手としての結果も会長としての仕事も両立させる」と

断言していましたがJGTO設立から14年間、

選手会長在任中に優勝を果たした選手が

01年の片山晋呉と08年の宮本勝昌しかいないことからも分かるように大変な仕事です。

大会前の賞金ランキングは42位で、このままでは30位以内に限られる

最終戦への出場も難しい状況と、様々な苦難を乗り越える見事な優勝でした。

 

石川は念願のPGAツアー参戦でしたが不調に悩み、

下部ツアーとの入れ替え戦まで経験したのですが、

技術とともに精神面でも大きく成長を遂げている様です。

アマチュアで国内ツアーを制してから、順調にステップを上がって来た石川は、

「中学生の頃以来」という「まず予選通過」という戦いに苦しみました。

そこから這い上がってくる過程で、くじけない心や、

冷静で客観的に自身のプレーを見られる様になっています。

ドライバーを中心に攻め切るゴルフから、何手も先を読みながらのプレーを披露し、

今シーズンの戦いも大いに楽しみです。

 

石川の好調の背景には、開幕戦で3位に入った松山英樹との

ライバル関係が大きく影響を与えたように思います。

夏場から米ツアーでともに練習ラウンドを回る機会があり、

松山が体調不良で棄権したトーナメントでも、

大会前に一緒にコースを下見して戦略などを話し合い

「自分もこいつみたいに強くならないといけないと思わされた」と、

同学年の仲間から刺激を受け、負けていられないという気持ちが、

第2戦での好結果につながったのでしょう。

 

笑顔を作ることもできないほど苦しみ、それでも自分の努力を信じ

繰り返された強気の発言は「不甲斐ない成績なのに、わかってない」とか

「言い訳をしている」と切り捨てられ、注目度を煽るがための報道や、

辛辣なバッシングに惑わされ、群れとなり評論家気取りで

ストレス発散材料としてインターネットに投稿を繰り返していたゴルフファン?に

「何故そこまで石川を庇うのですか?」と、よく言われたのですが、

石川のファンとかではなく、海外に出て努力を惜しまないプロゴルファーが皆好きなだけです。

 

開幕戦の「フライズコム・オープン」では最終的に21位でしたが、

第3日終了時では7位と健闘。2戦目の「シュライナーズホスピタルオープン」では、

米自己最高タイの2位と、来季シードを左右するフェデックスポイントも

2試合で293点を獲得。「目標のポイントを稼げた」と語っています。

「ドライバーがいい状態。いい場所に運べるからいいリズムが作れる。

だから、ショートアイアンでピン近くに寄せることができる」と自己分析していますが、

以前の様に振り回して攻めたドライバーではなく、

ポジショニングを第一に考えるプレースタイルが着実に身に付いているようです。

「一番大きいのは慣れ。移動も、ホテル暮らしも、アメリカの文化にも慣れた。

次は体。腰が良くなって、満足できる練習がこなせる。

その次にゴルフの状態です」と自信を取り戻しつつあるようですが、

石川の経験は松山にもプラスになるでしょう。

 

石川が不調のどん底にいた頃、日本では完全に松山フィーバーでした。

確かに実力ある選手で、石川より上にいく予感もありました。

しかしプレースタイルは石川とは正反対な印象でした。

松山は正確なショットでトラブル無くプレーを進めて、しっかりとスコアを出して来ます。

石川が一番勢いのあった頃は、トラブルショットを

「ミラクルショット」でバーディと、何か神がかったプレーで観客を魅了してきました。

まさに見せるゴルフで、ゴルフをしない人でも引きつける力を持っていましたが、

松山は地味とゆうか、新人としては怖いほど安定しすぎてトラブルが少なく、

ミスをしてもスコアに影響が出にくいのが強みです。

「ミラクルの石川」が「実力の石川」にプレースタイルを変えつつありますが、

最近の試合では、何度も「あのパットが入っていれば」という、

流れに乗り切れない場面がありました。

「ミラクルパット」を決めてギャラリーを湧かせるゴルフも思い出して欲しいですが、

石川はさらに上を目指す為に、自分に厳しく環境を変えてチャレンジをしています。

必ず結果は出ると信じて、今までに無い力を身に付けて再起しようと戦ってきたはずです。

変える事は、精神的には非常に辛いし、痛み、苦しみをともないますが、

やらずに後悔するより、失敗を恐れずこれからも新しい事に挑戦してほしいですね。

 

東京オリンピック開催決定の流れなのか、日の丸を意識しているのか

石川の最終日のウエアは赤・白が多いように思います。

「自分が日本のゴルフを引っ張って、東京オリンピックで必ず金を取る」と目標を持ち、

日本のトッププレーヤーとしての自覚持ち続けて欲しいですね。

海外にいるからこそ「東京オリンピック決定」は、より感動したのではないでしょうか。

多くの「経験」は確実に石川を強くしていますが、徐々に結果に現れると思います。

PGAツアー、そしてメジャーでの優勝「東京オリンピック」の金メダルと、

子供達や多くの選手、人々に大きな感動を与えられるポジションに、再び立ったように思います。

 

4月のプロ転向以来、国内10試合、海外9試合と戦って来た松山ですが、

スタート直前に胃炎による体調不良のため欠場した

「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」以来、

万全の体調を取り戻していません。

その試合で2位に入って石川に対しては「休んだところであれだけ活躍されると悔しいし、

自分も頑張ろうという刺激をもらった」と語っています。

CIMBクラシック」では、最終日に「74」とスコアを崩し25位タイでホールアウトしましたが、

松山が米ツアーの大会で、最終日をオーバーパーとしたのは、

12年4月の「マスターズ」以来で背中の痛みから、

苦痛に歯を食いしばる痛々しい姿も見せていました。

 

WGC HSBCチャンピオンズ」の2日目も、

先週から痛めている背中の状態がプレー不可能と判断。

スタート前に大会本部へ棄権を申し出ています。長引くと、

深刻な故障にもつながりかねない箇所ですが、連戦の疲れが蓄積しているのでしょう。

 

石川の「WGC HSBCチャンピオンズ」は、

初日に1バーディ・7ボギー・1トリプルボギーの「81」の75位タイと大きく出遅れたのですが

3日目に4バーディ、1ボギーの「69」をマークすると、

最終日も「69」をマークし「日に日にスイングの状態はよくなってきた。

ワールドクラスのコースでこの3日間は悪くないプレーができた。

あとは自信をつけて、ピンを攻めていけるように」と語っていましたが、

最終Rのフェアウエーキープ率80,4%は全体1位。パーオン率81,9%も同2位でした。

半年ぶりの国内ツアー参戦ですが年内は国内3試合に出場を予定しています

「日本シリーズに出たい。目標はそこ。3試合とも優勝争いに絡みたい」と

意気込みを語っています。

HEIWAPGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」、

「三井住友VISA太平洋マスターズ」と日本ツアーに参戦。

その後はオーストラリアでの「ワールドカップ」に日本代表として出場しますが、

近いうちに実現するはずの松山との「日本代表」に期待がもてます。

 



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