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SAMMY'S GOLF CO.,LTD.
Bangkok Studio
日本料理・絆3階
3F 595/9 Sukhumvit 33/1 Sukhumvit Road
Klongtan-Nua Wattna Bangkok 10110
MOBILE: 087-906-7272 (日本語)
FAX: 02-259-2662
URL: www.sammygolf.com
E-mail: sammy@sammygolf.com
Open: 12:00~20:00 (月曜定休)

Kankokutei

石川遼の強さ

10月からの男子ゴルフツアーの話題を独占している感のある石川遼ですが、一番自信をつけたのは福岡の古賀GCで開催された日本オープンではないでしょうか。
片山が優勝し永久シード権を獲得した試合ですが、石川がプロ入り後最高の2位に入りました。コースは6800ヤードに満たないものの、4日間トータルでア ンダーパーは片山ただ一人と、日本オープンにふさわしい難コースでした。深いラフや効果的に配置されたバンカー、アンジュレーションの効いた高速グリーン に読みにくい風と、典型的なジャパニーズスタイルのコースでもレベルの高いセッティングができる事を再確認させられました。
単純に距離を伸ばすだけで難易度を上げるのではなく、様々な観点からセッティングする事で、観る側にも新たな楽しみを提供できることが分かった試合だったと思います。

4日間バックからドライバーを抜いていた片山とは対照的に、最後の最後までドライバーで果敢に攻めた石川に魅了されたファンの方も多かったのではないで しょうか。優勝した片山ですがやはり、メジャーで勝つためには、飛距離が絶対的に足りません。その点、石川には外国人選手に負けないドライバーの飛距離を 持っていますし、なによりこれだけ注目され、プレッシャーも人一倍かかるシーズンでこれだけの成績をあげることが出来るのは素晴らしいことだと思います。 またプロツアーにフル参戦しているのは今年からで、優勝スコアが−1という我慢比べの日本オープンで、2位という成績を残せたのは本物の逸材に間違いあり ません。

翌週もブリヂストン・オープンで17位となり、マイナビABC選手権ではプロ転向後ツアー初優勝を果たし、ツアー通算2勝目を挙げました。最後まで優勝を 争った深堀のプレースタイルを「深堀さんを見て、なんであんなにかっこ良くプレー出来るんだろうって。何もものに当たらないし、ゴルファーのお手本に見え ました。怒ってクラブを叩きつけている自分が、かっこ悪く思えました自分のプレースタイルが見つかったような気がします」とキャディーに悪態をついてクラ ブをよく投げつけている、お手本にならなくてはならない立場の賞金王片山に聞かせてあげたい言葉ですね。

マイナビABC選手権で石川は最終18番パー5を2打のリードで迎えました。石川はティーショットを左斜面のラフに打ち込み、池越えのグリーンエッジまで は残り170ヤード。「7Iで打てるのに左に刻むか?って、自分に聞いたら、『いや、刻まないでしょう』と即答でした」という石川。「池の左に刻んだとし ても、3打目はやはり池の危険が残る。パーを獲るには、2打でグリーンに乗せることが一番確率が高く、ピンまで届かなくて傾斜でボールが戻されても、バン カーかウォーターショットが打てる位置に止まる」という決断を下し、実行したことにさらなる可能性を感じます。ミスまでも想定したコースマネジメントだか らこそ、想定内のピンチに自然に対処できたのだと思います。三井住友VISA太平洋マスターズで一緒にラウンドした今田竜二は「僕は何度もタイガーとラウ ンドしたことがありますが、石川君は同じ何かを持っていると思います」とインタビューに答えていました。
その何かとは「能力を発揮する能力」のことだと思います。その能力は「積み上げてきた基礎技術」「それ以前の基礎体力」「チャンピオンにふさわしい総合能 力」といった、どちらかといえば地味で、普段の努力から生まれる土台に近い部分から身につくもので「ここ一番」での真剣勝負に際して、真剣になる強さと集 中する強さにつながります。
石川は「自信を持つのはコースに出てからでいい。練習している時は自分が一番下手だと思って、その気持ちで練習した分、コースでは自信を持とうと思いま す。先のことは、マスターズに勝ちたいということだけでいい」とインタビューに答えていましたが、練習とはボールを打つだけではなく、大きな夢の実現のた めに「今、何をしておかなければいけないか」を常に考えて、これから起こりうるあらゆる場面をイメージする想像力と、必ず訪れるであろう、その場面のため の練習を怠らない習慣を身につけることで彼はさらに強くなれると思います。

青木功プロが日本男子ゴルファーとして初受章となった紫綬褒章の伝承式を前に、自身の65歳2カ月のシニアツアー最年長優勝記録をさらに更新しました。
鬼ノ城シニアオープン最終日に「エージシュート」を達成し、弟子の渡辺司とのプレーオフを制しての優勝でした。 昨年10月の07日本シニアオープンでもエージシュートを成し遂げている66歳の青木プロはこの日も66と2年連続エージシュートVを達成したのです。
プロ入り同期でJGTO初代チェアマンの島田幸作プロが膵頭(すいとう)部がんのために亡くなりました。切磋琢磨(せっさたくま)し、時にはケンカしながら技術を磨いた親友で、大会前から「何が何でも勝って追悼してやりたい」と、人知れず決意していたそうです。
エージシュート(Age Shoot)とは、自分の年齢と同じ、またはそれ以下のスコアでラウンドすることです。公式な記録として扱われる場合は、トータル6,000ヤード以上のコースでプレーしたスコアでなくてはならないとされています。
当然のことながら、30歳代、40歳代のプレーヤーがいくら努力してもエージシュートを達成することは現実的には不可能ですが、世界最年少のエージシュー ト記録は1975年にアメリカ人プロのボブ・ハミルトン(当時59歳)が達成した「59」。アメリカPGAツアーでは、1979年のクアッド・シティー ズ・オープンで、サム・スニード(当時67歳)が達成した「67」が最年少という記録が残されています。 ちなみに最も多くエージシュートを達成している人物は、アメリカ・ミネソタ州に住むT・エジソン・スミスなるゴルファーで「2,623回」という大記録が 残されています。

日本男子レギュラーツアーでは、ツアー制度ができてから1度も達成者は出ていません。2006年つるやオープンにおいて、世界最年長予選通過記録を樹立し た杉原輝雄プロ(当時68歳)による「69」が一番近い記録でした。ツアー制度確立以前では、中村寅吉プロ(1981年、当時66歳で「65」)が、エー ジシュート達成プロ第一号とされています。 中村プロといえば93年に名称が変更された国別対抗戦「ワールドカップ・オブ・ゴルフ」の前身「カナダカップ」57年大会で個人、小野光一プロとのコンビ で団体優勝したことで日本の人々にゴルフを紹介する大きなきっかけをつくったプロゴルファーで、世界ゴルフ殿堂入りしている樋口久子JLPGA会長の師匠 としても有名です。他に世界ゴルフ殿堂入りしている日本人ゴルファーは青木功・岡本綾子両プロしかいません。
2002年の「ワールドカップ・オブ・ゴルフ」日本チームの丸山・伊沢コンビが、45年ぶり2回目の世界一に輝いたのですが、近い将来、今田・石川ペアで3度目の優勝を見てみたいものです。



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