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MOBILE: 087-906-7272 (日本語)
FAX: 02-259-2662
URL: www.sammygolf.com
E-mail: sammy@sammygolf.com
Open: 12:00~20:00 (月曜定休)

Kankokutei

賞金王争い 12月15日号

オーストラリアのロイヤルメルボルンGCで開催された「ISPSハンダ・ワールドカップ」ですが、

「日本代表」として初出場した石川遼は最終ラウンドに69をマークし、

通算3アンダーの5位タイでフィニッシュしました。

谷原秀人とのコンビで臨んだ合計ストロークを競う団体戦も、

通算5アンダーの3位タイと健闘しました。

我慢に我慢を続けた石川と谷原でしたが、

谷原が15番でピン左2メートルのバーディパットを沈めると、

直後に隣のグリーン、17番で石川が8メートルを決めてバーディを奪い

「自分たちはここまでやれるんだと思えた」と、団体戦の雰囲気を感じたようです。

 

石川は4日間の中で最も風の強かったこの最終日に

出だしの1番から4メートルを決めてバーディ発進を決め、

その後もチャンスに恵まれない中で3バーディ、1ボギーでしたが

「ずっと張りつめていると持たないコース。ショットに入る前にオフになっているスイッチを

パッと入れて、集中した」とメンタルコントロールがうまくできたことを語っています。

今年から同大会は世界ランキングポイントが加算されることもあり、

数字の面でも収穫があった「日本代表」としての初戦でした。

112年ぶりにオリンピックでのゴルフの競技方法が決まり、

さらに2020年の「東京五輪」開催も決まり、

ゴルフ界はどんどんその視線を「五輪」へ向けつつあるようです。

フィル・ミケルソンは「今、僕は2016年に向けて取り組んでいる。

オリンピック・アスリートになりたいんだ」と語り、話題になりました。

2016年には46歳になるP・ミケルソンが「リオ五輪」出場を目標にするという、

心意気と姿勢には頭が下がる思いですが、PGAツアーが中心になって

オリンピックのための舞台づくり、環境づくりを進められています。

そんな協力体制とその成果が、「ワールドカップ」でも見ることができました。

オリンピックにおけるフォーマットを意識して個人戦を主体にする

競技形式に変更されたのです。

世界ランクに基づいて選出された選手たちがチームとして、

ダブルスで競い合うのが今までの「ワールドカップ」でしたが、

今大会は72ホールの個人戦と、チーム2名のスコアを合算して競う

チーム戦も同時に行なわれました。賞金も個人戦には7ミリオン、

団体戦には1ミリオンという配分で、完全に個人戦に重点を置いた「オリンピック仕様」となりました。

 

開催コースにはPGAツアーのティム・フィンチェム会長も赴き、

オリンピックに対する熱い想いを世界へ向けて積極的にアピールしていました。

フィンチェム会長は「舞台づくりは、ほぼ順調に進んでいる」と太鼓判を押し

「リオ五輪はゴルフをオリンピックで復活させるためのファーストフットだ。

だからこそ、ファーストクラスの舞台づくりを心がけなければいけない。

なぜなら、2016年の後、ゴルフをオリンピック競技として

定着させるべきかどうかの投票が行われるからだ」と語っています。

つまり2016年「リオ五輪」での失敗は許されないということで、

100年以上ぶりに復活するゴルフを、未来の100年へつなげていけるかどうか。

その運命を左右することになるのが「リオ五輪」で、

国境を超えて「ゴルフを愛する心」を持つ、多くのゴルファーの支援が必要な様です。

 

最終ホールまでもつれた個人戦タイトル争いは、

首位から出た地元のジェイソン・デイが通算10アンダーとし、

トーマス・ビヨーンを2打差振り切って勝利を果たしました。

最終ホールでスコアを落としたT・ビヨーンは通算8アンダーで2位。

3位にはこの日5つスコアを伸ばしたアダム・スコットが通算7アンダーとして浮上し、

国別対抗戦では地の利を生かしたオーストラリアが2位のアメリカに10打差をつける大差で、

95年以来となる栄冠を手にしました。

J・デイにとっては5週間ぶりのトーナメント出場でした。

わずか2週間前にフィリピンを直撃した大型台風によって、

祖母を含む8人の親族を亡くしたばかりでの参戦でした。

 

30年前にフィリピンの被災した地域からオーストラリアに移住したJ・デイの母親は、

愛娘と共にロイヤルメルボルンの最終18番のグリーンで息子を迎えました。

「先週起きたこと(悲劇)に比べれば、この大会に出て優勝を目指すプレッシャーは、

容易なことでした。心からここでプレーしたい、と願って参加しただけに、

優勝できて良かったです」と心境を語っています。

J・デイが最後に優勝した大会は、2010年PGAツアーの

「HPバイロンネルソン選手権」ですが、

2011年以降、メジャー大会で4度のトップ5入りがあったものの、

J・デイは優勝のチャンスを逃してきました。

 

最終日に66をマークしたアダム・スコットは、3週連続の優勝を目指したのですが、

初日の12番で9を叩くなど75と出遅れ、追いかける苦しい展開となったのです。

最終日の最初のホールでいきなりイーグルスタートを切ったA・スコットは、

4月の「マスターズ」を制して以来、初めての地元凱旋で、

「オーストラリアPGA選手権」と「オーストラリアンマスターズ」を制覇しての参戦でした。

「ワールドカップ」で開催国が優勝するのは、南アフリカ・ケープタウンで行われた

1996年大会で、アーニー・エルスとウェイン・ウェストナーのペアが優勝して以来の快挙でした。

A・スコットは翌週にロイヤルシドニーで開催された「オーストラリアオープン」に

「年間3冠達成」に挑んだのですが、最終日にローリー・マキロイに逆転を許し2位に終わっています。

 

JLPGAの「賞金女王」は23歳の森田理香子が初戴冠を果たしました。

トータル3オーバーからスタートしたこの日は、1つスコアを落とし

トータル4オーバー12位でフィニッシュと、女王を争う横峯さくらが

トータル2オーバーの7位タイでホールアウトしたため、

ホールアウト後すぐに女王決定とはなりませんでしたが

「いろんなことを勉強できたし、賞金女王を獲れなかったとしても、

悔しいけど良かったという気持ちだった」と、やっとプレッシャーから開放された

素直な気持ちを語っていました。

「賞金女王」が確定すると「頭が真っ白で・・・。大変なこともあったけど

最後で嬉しいことができて苦しいことも忘れられると思う。

賞金女王になってこれからが勝負だと思う。それ以上の成績を残せるように努力します」と、

喜びを語りました。

師事する岡本綾子と築き上げてきた、力強さと美しさを兼ね備えたスイングは、

森田の魅力の1つで、他のプレーヤーとは一線を画す、スケールの大きさは来年も期待が持てます

 

横峯は「朝の練習場からフェードが打てていたので、良い感じだと思っていた。

今日は攻めるしかないという感じだったので」と、4番でバーディを先行させると

6番でもバーディを奪い、序盤から森田にプレッシャーをかけ見せ場を作りました。

その後7番、8番と連続ボギーを叩いたものの、14番、15番とバーディを奪い返して再浮上。

16番のボギーにもめげずに、17番ではセカンドをピン1メートルに絡めて

最後まで上位に喰らいついたのです。

しかし、最終18番では約8メートルのバーディパットが右に外れ事実上の終戦。

「1打足りないと思っていた」とふっ切れたような笑顔でホールアウトして

「賞金女王レース」での敗北を潔く認めています。

それでも、未勝利に終わった昨年から今季は年間4勝と見事なカムバックを果たし

「去年までの私だったら女王には手が届かないと思うし、本当に充実した1年でした。

メンタルコーチも帯同して技術だけじゃないと感じた一年だったし、

若い選手もたくさん出てくるのは素晴らしいことだと思うので、

私自身も頑張ります」と締めくくっています。

試合での順位やラウンド数をポイント換算して年間を通じての

総合的な活躍度を評価する「メルセデスベンツ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー・ランキング」では

1位を獲得していますが、若手の台頭もありJLPGAは来シーズンも楽しみです。

 

JPGAは、松山英樹が「カシオワールドオープン」で今季4勝目を飾り、

日本ツアー初となるルーキーイヤーでの「賞金王戴冠」を決めました。

10アンダーの単独首位から出た松山は、2打差の2位タイからスタートした池田勇太に、

前半はトップの座を譲ったものの、終盤16番から2連続ボギーを叩いた池田を再逆転。

4バーディ、2ボギーの70で通算12アンダーとして、

明徳義塾中高時代に慣れ親しんだ高知で、9月の「フジサンケイクラシック」以来となる

勝利をマークしました。

 

プロ1年目から積極的に海外へ出た松山の今季の出場試合を見ると、

米ツアーに行かないで、日本だけでやっていたらもっと簡単に[賞金王]になれたはずですが

「これがまた来年になればゼロになるし、1年1年の勝負。

日本ツアーでやっているものをしっかりと海外、メジャーに行ってもできるようにしたい。

それをやっていかないと勝てないので」と、一年を振り返っています。

史上初めてルーキーで賞金王を獲得し、来季の米ツアー本格参戦を前にした松山には、

いくつものスポンサー候補が名乗りを上げており、

今後はおそらく、ビジネスの世界に否応なく巻き込まれていくことになります。

 

石川は「新人で賞金王を獲るのは難しいどころじゃないです。

これから出るか、出ないかの話でしょう。僕は1年目で5位か6位でものすごいと言われましたけど、

むしろ1年目でシードを獲るのが難しいという舞台。

プロゴルファーが何千人、何万人いるという中でシードを獲れるのはひと握りなので、

1年目でシードを獲る、賞金王を獲るというのは、すごいというひと言で済まされることではない。

それだけ明らかに技術を持っている選手だと思う。

不思議なことではなく、ただそれが1年目だったというだけで」とライバルを評価しています。

 

タイトなスケジュールのためか怪我が続き「カシオワールドオープン」でも

左親指付け根の痛みを抱えながら「賞金王戴冠」を決めた松山は、

都内で精密検査を受け、「日本シリーズ」欠場を決断しました。

「だいぶ良くなっていると思うけれど、ゴルフができる状態ではない。

とりあえず休んでケアをするしかない」と静養と治療に努める意向です。

「ここが人生最後のゴルフになるのであれば、やったかもしれないけれど…

そんな状態で試合をやりたくないし、ちゃんと自分のものを出せるようにしたかった。

来年からのこともある」と全治2週間と診断されたのですが、

国内3大ツアー対抗戦「Hitachi 3Tours Championship」か、

アジア選抜の一員として石川、藤田と出場予定の「ザ・ロイヤルトロフィ」での

復帰の可能性を探っていくことになりました。

石川と松山のUSPGA本格参戦が1月の「ソニーオープンINハワイ」から始まります。

 



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