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SAMMY'S GOLF CO.,LTD.
Bangkok Studio
日本料理・絆3階
3F 595/9 Sukhumvit 33/1 Sukhumvit Road
Klongtan-Nua Wattna Bangkok 10110
MOBILE: 087-906-7272 (日本語)
FAX: 02-259-2662
URL: www.sammygolf.com
E-mail: sammy@sammygolf.com
Open: 12:00~20:00 (月曜定休)

Kankokutei

2011年ゴルフシーズン

2011・USPGAツアーの賞金ランク対象トーナメントは45試合になりました。当初は経済状況が回復基調とはいえず、 冠スポンサーを失い、複数試合がキャンセルになるかもしれないという噂がありました。しかし前年度比1試合減(ターニングストーン・リゾート選手権が消 滅)だけに抑えることができています。

スポンサーが変わったのは2試合でした。ハワイ・マウイ島のカパルア・プランテーションコースでの開幕戦は韓国の現代自動車がスポンサーとなり、大会名称 は「ヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズ」に変更になり開催されました。また、3月にフロリダ州ドラールで開催の「WGC・世界ゴルフ選手権」 は、スポンサーにキャディラックを迎え「WGC・キャディラック選手権」 となりました。「ボブホープクラシック」と「ザ・ヘリテージ」は、冠スポンサーが見つからないまま大会を迎えます。ボブ・ホープは1960年から、ヘリ テージは1969年からと、長い間ツアーを支えてきた歴史の古い伝統の大会です。

賞金ランク対象外ですが、アジアではマレーシアで「CIMB アジアパシフィック クラシック」と、中国で「WGC・HSBCチャンピオンズ」開催が決定。また11月には、米国選抜対世界選抜(欧州を除く)の「プレジデンツカップ」が、 オーストラリアのメルボルンで行われます。

2010年度シーズン終盤に、2週連続で優勝争いを見せた今田竜二は、ツアー7年目の参戦になります。「いつまでもショートゲームに頼るゴルフではいけな い」と自らが語るように、ドライバーの飛距離とフェアウエーキープ率に加え、パーオン率というショットの3部門が反映される「ボールストライキング」のラ ンキングを上げることがキーポイントのようです。今田の最近の4年間のランキングは180位から190位の間と低迷しています。アプローチとパッティング のデータが優れているだけに、ショットの精度が上がれば優勝争いは間違いありません。

毎年、オーガスタナショナルで開催される「マスターズ」以外の2011年度メジャーは「全米オープン」がメリーランド州のコングレッショナルCC、「全英 オープン」はロイヤルセントジョージズ、「全米プロゴルフ選手権」がジョージア州のアトランタ・アスレチッククラブというローテーションです。日本人メ ジャーチャンピオンの誕生はいつのことでしょう?日本ツアーを主戦場として戦う石川遼、池田勇太、そして「中年の星」藤田寛之もスポット参戦します。彼ら が大舞台で力を発揮することに期待したいですね。

ここ2年間、最終戦まで賞金王争いを演じている石川遼と池田勇太ですが、2011年もこの2人と、韓国人として初の賞金王を手にしたキム・キョンテが、最 後まで熾烈な争いを繰り広げることになるでしょう。キム・キョンテも二人の先輩(K・J・チョイ、Y・E・ヤン)と同じように米国に主戦場を求めることに なるのでしょうが、石川も米国中心のスケジュールを組まないと先を越されることになるかもしれません。「2011年は賞金王にこだわりたい」と語る池田 は、日本中心のスケジュールで3度目の正直となるのか?今年一番の注目選手です。急成長を遂げている薗田峻輔も、将来を見据え石川と共に海外に挑戦してほ しいですね。

日本ゴルフツアー選手会は石川を昨年に引き続き副会長に選出し、宮本勝昌が2年ぶり3度目の選手会長に就任しました。理事会では10代の石川を会長に推す意見が出ていたようですが、いったい誰のための“石川選手会長”だったのでしょう。

日本男子ツアー界を引っ張る石川は、プレーに専念するべきだと思います。現役引退を迎える、人望のある事情をよく知る適任者が、次の世代とゴルフファンと の絆を深めるために、役員になるのが自然の流れではないでしょうか。ツアー選手会として、ファンと選手とスポンサーのパイプ役になれるような「人材」を育 成することが必要になってきているようです。このままでは人気選手の負担が増えるだけです。先輩プレーヤーとして、可能性のある若手プレーヤーを引っ張っ て行く役割も重要になってきています。アジアンツアーを含めた海外のツアーに「戦いの場」を求めるのも、日本人プレーヤーとしての「世界への道」のひとつ のはずですが、韓国のようなパイプ役の先輩プレーヤーがいないのが現状です。

師匠が弟子を育てる様な「後継者育成」が、役員になりうる人材の使命ですが、師匠自身も成長しながら弟子を育てられる環境を作ってほしいものです。自分は 成長せずに弟子を育てるとなると、無意識に「自分の地位が脅かされる」と思ってしまうもので、そういう師匠は、弟子が成長するうえでの障壁になりかねませ ん。自分も成長して、はじめて「自分を超える弟子」が育つものです。日本の人事制度には「後継者育成が業界の仕事である」という意識が欠けています。ゴル フは実力の世界ですが、大事なことはフェアなチャンスを皆に与えて、皆が納得できる環境を作ることです。「人を育てる」とは、「人を育てる仕組み」を作る ことだと思います。ファンが求める「憧れのプロゴルファー」を目指す人気若手プレーヤーを、甘やかすのではなく教育する場を作ることも、現役を引退したプ ロゴルファーのひとつの生き方で、応援していただいたファンの方々に恩返しをする「第二のプロゴルファー人生」のはずです。人気重視の「スポンサー対策」 だけを考えた人選では、若手の台頭が著しい韓国を含め、マーケットが広がりつつある中国にもおいていかれそうで心配です。

LPGA は、アニカ・ソレンスタム、ロレーナ・オチョアという一時代を築いた女王たちが次々と去り、激動の時を迎えています。絶対的な存在が抜けて一昨年は申智 愛、昨年はチェ・ナヨンが賞金女王を手にし、今年も多くの選手が「女王」になる可能性があるシーズンが幕を開けようとしています。

昨シーズン5勝を挙げる活躍を見せた宮里藍は、残念ながら最終的に賞金ランキング6位に終わりましたが、内容的には女王になっても不思議のない、素晴らし い活躍でした。目標に掲げていた年間最優秀選手(POY)争いでも、トップに僅差の2位でした。POYを獲得しGWAA(全米記者協会)最優秀選手にも選 ばれた台湾のヤニ・ツェンは、今年3勝でしたが、LPGAのメジャー2試合(クラフトナビスコ選手権と全英女子オープン)に優勝し、8回のトップ10フィ ニッシュ、賞金ランキングは4位でしたが、メジャーでの活躍でポイントを稼ぎ「女王」の座を手にしました。

宮里はシーズン終盤には、タイトル争いの意識からか苦しみました。しかし「良い勉強、良い経験になった」と、米国では初のタイトル争いが、さらなる高みへ と導いてくれるはずです。新女王候補の1人として、非常に高い期待を背負ってのシーズン開幕となります。2月17日から「2011・HONDA・ LPGA・THAILAND」が開催されるサイアムCC・オールドコースに「ディフェンディング・チャンピオン」として帰ってきます。他の日本勢では、宮 里美香と上田桃子もツアーメンバーとして開幕を迎えます。上田は賞金ランク44位、美香は17位でシード権を獲得しています。上田は度重なるけがのため、 昨年は日米ツアーで目立った成績を残せず、上田にとってはプロ入り後もっとも辛く、苦しいシーズンとなったことでしょう。スイング改造を新しい外国人コー チと取り組んでいます。「新しいことをやるうちに自分のゴルフができなくなって、ゴルフを楽しむことができなかった」と、心中を明かしています。「世界一 になる」と渡米してから3年目のシーズンで、英語での生活にも慣れてくる頃です。苦しみを乗り越えて成長するタイプの選手で、今年は大きく期待してよさそ うです。

本格参戦2年目にして、早くも頭角を見せ始めた宮里美香にも期待が集まりそうです。海外メジャーでも優勝争いを演じるなど、その名前は徐々に米国でも浸透 し始めています。「日本女子オープン」を獲り、もはや“Another Miyazato”ではありません。目標に掲げる米国ツアー初勝利も、はっきりと視界に捉えられるポジションまで上り詰めてきました。同じ歳でジュニア時 代からのライバルのヤニ・ツェンが、すでにメジャー3勝目を挙げたことにも刺激を受けているようです。日本のファンにとっては、これまで以上に楽しみな LPGAシーズンが待ち受けているように思います。



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