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SAMMY'S GOLF CO.,LTD.
Bangkok Studio
3FL, 593/13-14 Soi Sukhumvit 33/1, Sukhumvit Road., Klongtan-Nua, Wattana Bangkok 10110
MOBILE: 087-906-7272 (日本語)
FAX: 02-259-2662
URL: www.sammygolf.com
E-mail: sammy@sammygolf.com
Open: 12:00~20:00 (月曜定休)

打ちっぱなし(内輪話)

売っても儲からない販売戦略

タイガー・ウッズや全米オープン覇者ルーカス・グローバーをはじめ、今年はナイキ契約プロが活躍しています。 AT&Tトーナメントではタイガー・ウッズが優勝し68勝目、アンソニー・キムとルーカス・グローバーはトップ5に入りました。同トーナメントで のウッズのドライビングディスタンスは平均312.4ヤードで4位、使用ドライバーはNike SQ DYMO でした。フェアウェイキープ率(ドライビングアキュラシー)も73.2%で7位タイとなっています。しかしその翌日から、ナイキのドライバーが米国市場で 投げ売りされています。エドウィンワッツ等の小売ショップがナイキドライバー、DYMO、DYMO2のSTR8-FITを前週の100ドル引きで販売を始 めたのです。

これらのドライバーは8つの異なる弾道に調整できるとして2008年12月に発売されたもので、ナイキゴルフの発表では08マスターズに優勝したトレ バー・イメルマンも使っていたそうです。元々ナイキゴルフは、世界的な経済不況を反映した販売戦略として、最低広告価格を399.99ドルに調整する結論 を出していたのですが、DYMO及びDYMO2のSTR-FITドライバーは現在1本299ドルまで値下げされたのです。更に同社高級ラインゴルフボー ル、定価1ダース45ドルのTour Oneも、2ダース60ドルで販売しています。

ルーカス・グローバーが今年の全米オープン(ベスページブラック)を制した時に使用し、タイガー・ウッズの68勝目に貢献したドライバーは、メーカーとし てはプレミアムを付けて販売してもおかしくない商品のはずですが値下げ断行とは、それだけアメリカの経済不況が深刻で、消費が冷え込んでいるということで すね。

キャロウェイゴルフはアメリカ市場で、同社ドライバーFT-iQが無料で貰えるプロモーションを展開しています。このドライバーは、2008年12月、同 社新製品として当初価格499ドルで発売されたのですが、現在、同社製品のFT-i-brid(FTアイブリッド)セット、又はFTアイアンセットを購入 したゴルファーに無料で提供されています。

販売促進のためとはいえ、アイアンを購入するとドライバーを無償で提供するとは、今後のさらなる価格破壊の連鎖を予想させます、売っても儲からないものを 売ることになる販売戦略は、メーカーの自殺行為だと思います。2009年度のゴルフビジネス環境の厳しさは相当なもののようです。

全米オープンでは、小売チェーンのゴルフスミスとキャロウェイゴルフがタイアップして、この時期を利用したキャンペーンを実施しました。このキャンペーン の内容は、6/3日以降、6/17日までに、キャロウェイゴルフの新製品ドライバー、「Big Bertha Diable」、「FT-9」又は「FT-iQ」を、米国内ゴルフスミスの各店で購入したゴルファーは、もしキャロウェイゴルフの契約選手、フィル・ミケ ルソン又はロコ・メディエイトが、全米オープン(ベスページブラック)で優勝した場合、その購入代金を全額返金してもらえるという企画でした。

ゴルフスミス社は「このイベントはゴルファーに、キャロウェイ新製品ドライバーが、二人のトッププロによって無償になる大きなチャンスを与えるものだ。 キャロウェイによる現在進行中のプロモーション、"新製品ドライバーを購入すると、フェアウェイウッドかハイブリッドを1ドルで買える"キャンペーンと併 せて、今ゴルフスミスで購入する又とないチャンスだ」とコメントを出していました。

フィル・ミケルソン、ロコ・メディエイト、双方共に最近のメジャーで記憶に残る実績を残しています。メディエイトの昨年の全米オープン(トーリーパイン ズ)でのタイガー・ウッズとの死闘や、前回、ベスページブラックで行われた全米オープンでのウッズ(優勝)とミケルソン(二位)の戦いからも購入後、期待 をしてみていたゴルファーも多かったのではないでしょうか。

残念ながら全米オープン5度目の2位フィニッシュとなったミケルソンは、首位と5打差でスタートしたものの、上の2人が自滅を繰り返し、気付いたら3打 差、2打差、そして13番パー5のイーグルで遂に並んだのです。全てが「ミケルソンが勝つ」ために動き始めた様に感じました。キャロウェイのドライバーを 握り締めて応援していた多くのゴルファーと、140名の参加選手、メディアまでもが「勝ってくれ」と願っているかのような、勝負の大きな流れを作ったかに 見えましたが、全額返金は夢と消えました。

ゴルフスミスとキャロウェイゴルフのキャンペーン、「買う必要はありません。(No purchase necessary.)」は、ゴルフスミスの米国内ショップだけで展開されたのですが、同じようなユニークなキャンペーンがマスターズでも行なわれていました。

ゴルフスミスと、テーラーメイドが協力して展開されたキャンペーンの売りも「買う必要はありません」というものでした。テーラーメイドが発売している新製 品ドライバー3機種(R9、r7 Limited、Burner 09)のいずれかを、ゴルフスミスの各店又は同社オンラインストアで、4月11日までに購入したゴルファーは、「もしセルジオ・ガルシアがマスターズで優 勝したら・・ゴルフスミスによってその購入代金全額を払い戻して貰える」というものでしたが、ガルシアは38位に終りました。

テイラーメードもディスカウントブランドを目指しているようです?
新製品のR9ですが、USスペック(RE*AX 60 by Aldila)は
楽天市場では(税込 24,800 円) 送料込みと、新品とは思えない信じられない価格です

ところが同じヘッドでディアマナカイリやTourAD EV-6にシャフトが変わると (税込 71,400 円) 送料込みになります
シャフト代がそのまま乗っかり46,600もの価格差になっていますが、納得するゴルファーはどれだけいるのでしょうか?

トータルチューニングドライバーが謳い文句ですが
ヘッドの調整が出来るだけで、インパクトゾーンの
シャフトの動きはフィッティングできないのが現状です
コストダウンを前提に挿してあるシャフトに
ハイパフォーマンスを求めても無理な話です

これだと、どうせシャフトは使えないUSスペックモデルを買って
自分の好きなシャフトにリシャフトするほうが安く上がります

景気が悪い時こそ、良い商品を、時間をかけて販売してほしいと
思うのですが「安物買いの銭失い」のディスカウントを演出し
結果として自分の首を絞めているのは、残念ながらメーカーです

ゴルフスミスはさらに、ジャック・ニクラウスを含む多くのメジャーチャンピオンに使われてきた有名ブランドで、112年の歴史を持つ「マグレガー」を買収 することを5/20日発表しました。マグレガー社の多数株を所有し、同社会長を務めてきたプロゴルファー、グレッグ・ノーマンによれば、ゴルフスミス社が マグレガー社の持つ南北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージランド、アフリカにおける知的財産権を獲得する話で決着が着いたとのことです。

この売却により、グレッグ・ノーマンは完全にマグレガーから離れ、現在のテーラーメイドとの用具使用契約を除き、ゴルフ用品事業から撤退するとのことでし た。「自分は今後ゴルフ用品から離れる。ゴルフ用品業界は中級ブランドにとって展開が難しい」と話しています。ジョージア州アルバニーにあったマグレガー の工場は閉鎖されることになりました。

ゴルフスミス社は、マグレガーブランドが依然保有しているブランド力を、同社のハウスブランドとして、小売店頭販売、インターネット販売、カタログ販売に 加えて活かす考えのようです。同社の計画では、ドライバーは小売価格200ドル強のレンジ、アイアンセットは400ドルから600ドルのレンジと低価格の 新製品を今年末に発売するようです。

ジャック・ニクラウスを筆頭に、トッププロが使っていた、我々の世代には「憧れのクラブ・マクレガーターニー」がディスカウントブランドになるのは非常に残念ですが、これも時代の流れなのでしょう。

ナイスガイの全英オープン

59歳の挑戦は、惜しくも夢と散りました。全英オープン最終日を首位でスタートしたトム・ワトソンは、3アンダーの単独首 位で迎えた18番。パーなら優勝が決まる場面で、8番アイアンで打った第2打をグリーン奥へ外すと、第3打のアプローチも約3メートルオーバー。運命の パーパットでしたが、ボールは力なくカップを外れ痛恨のボギー。対照的に18番でバーディーを決めたスチュワート・シンク(36)と2アンダーで並び、プ レーオフに突入。59歳のベテランには、4ホールを戦う気力はもう残っていなかったようでした。
ワトソンはプレーオフで2ボギー・1ダブルボギーとし、4大メジャー大会での最年長優勝と、26年ぶり6度目の大会制覇はならなりませんでした。しかし、 タイガー・ウッズ(33)も予選落ちした最難関コースでの大健闘は、全世界の中高年に勇気を与えたのではないでしょうか。どんな脚本よりもドラマチックで 涙ぐんで応援していたのは、解説の青木功プロ以外にもたくさんいたことでしょう。

敗因をあれこれ分析する周囲をよそに、ワトソン自身は18番の攻め方を後悔していません。「9番アイアンで打っていたらショートしていたかもしれない。狙 い通りのショットが打てたし、ボールが飛んでいる間は“勝ったかもしれない”と思った。運がなかっただけ」と穏やかに振り返っています。


重苦しさに包まれたプレスセンターに入るなりワトソンは「葬式じゃないんだよ」と冗談を飛ばし、場内に笑顔を振りまきました。59歳の敗者は、最後まで主 役でした。「ずっと優勝を夢見てきた。ほとんどかなうところだったけど…。涙がこぼれそうなほど、がっかりしている。私に聞きたいのだろ?今週、あなたが 得た収穫は何ですか?と、それは人の温もりかな?それにもまして霊的なものを多く感じた。コースに絶対に何かいたと思う。こうなってしまった今でも、その 何かがここまで導いてくれたんだと信じている。ターンベリーだからなのか?ここでは素晴らしい思い出がたくさんある。今日もその一つになっていたのに ね・・・。でも私もジャック(ニクラウス)みたいになっちゃうのかな。今日打ったショットなんて全部忘れちゃうのかな」と最後まで明るく振舞い、笑顔を絶 やさず語りました。

ワトソンはジャック・ニクラウス(69)と1977年のターンベリーで「白昼の決闘」と呼ばれる全英史上に残る名勝負を演じたことは有名です。この二人は 大会前週の日曜日、夕食をともにし、昔話に花を咲かせたそうです。ワインを数本空けた後、白夜でまだ明るい午後11時ごろから、2人きりで近くのコースへ 繰り出し、パー3のショートホールで『真夜中の決闘』を楽しんだそうです。トーナメント終了後、激闘を見守ったニクラウスは地元紙に「18ホールを座って 観戦したのは初めてだ、本当に静かに見ていた。みんなと同じようにね…。でも涙が出たよ。すばらしいことをやってくれた」とワトソンをたたえています。 1867年にトム・モリス・シニア(英国)が果たした46歳99日の全英最年長優勝記録更新はならなかったワトソンですが、次回大会の出場権を獲得しまし た。「来年のセントアンドルーズでも十分戦える」と手ごたえを掴んだようです。

昨年の全英オープン最終日、前半を終って首位に立ったグレッグ・ノーマンより、今年のワトソンのほうが優勝できる可能性はずっと高いと思っていました。初 日からショットが正確にフェアウエーとグリーンを捉えていたこと、さらに全英には過去5回も勝利し「勝ち方」を知っていることと、優勝の二文字から遠ざ かっている時間がノーマンに比べるとワトソンのほうがはるかに短く「勝負勘」が鈍っていないはずで、ノーマンより可能性があると思っていました。ノーマン は元テニスの女王クリス・エバートと再婚して、トーナメントは半分リタイア状態の、ビジネス中心の生活のなかでの復活でしたが、ワトソンはずっとシニアの チャンピオンズツアーに出場し、07年の全英シニアでも優勝とリンクスとの相性の良さを示していました。初出場で初優勝した75年の全英オープンでリンク スと出会ったワトソンは、もう1度、リンクスで勝ちたいという想いを強く持っているようです。「チャンスがあるのはリンクスで行なわれる全英オープンだ け。もはやオーガスタには行きたくない。勝負にならない」と語っているワトソン。来年は60歳の「全英・定年」を迎えますが、パーシモン時代のクラブを選 べなかった時代から培った豊富な経験と、多彩な技を駆使して「ラストチャンス」を今度こそ掴むことはできるでしょうか?

スチュワート・シンクは50度目のメジャー挑戦での初制覇でした。連日の首位争いにはほとんど顔を出さなかったのですが、最終日18番でバーディーパット を沈め、突如、存在感を示し、後続選手にプレッシャーを与えたのです。ゴルフ好きの両親がラウンドする間の待ち時間に、練習場でゴルフを覚えたそうです。 スチュワート・シンクのメジャーでの成績で忘れられないのは、2002年「全米オープン」でしょう。最終日の18番で3メートルのバーディーパットを残す レティーフ・グーセン(南ア)に花を持たそうと先に打った80センチのパットを外してしまいダブルボギーとした直後に、グーセンがよもやの3パットでボ ギーとなり、1打差でプレーオフに残れなかった経験を持ちます。

「トム・ワトソンは子供のころにテレビで見てあこがれた選手です。その偉大なプレーヤーと競うなんて超現実的な経験だった、12度目の全英オープンで待ち 望んだメジャータイトルを手にすることができた」と感慨深いスピーチをしました。メジャー大会でも過去3度の3位がある実力者ですが、これまではタイガー の引き立て役という印象でした。ジョージア工科大時代に米国代表に3度選ばれ、95年にプロ転向。97年のハートフォード・オープンで初優勝を果たすなど 米ツアーで通算6勝。過去の全英オープンでは07年の6位が最高でした。「ツアーNo.1のナイスガイ」といわれるスチュワート・シンクが念願のメジャー チャンピオンになったのですが、07・08を連覇したパドレイグ・ハリントンはやはり「欧州No.1のナイスガイ」と呼ばれています。過去5度の優勝を誇 り、今回の主役トム・ワトソンももちろん「ナイスガイ」です。全英オープンを征するには、まずは「ナイスガイ」にならなくてはいけないようです。日本の賞 金王はタイプが違い無理なようなので、まずは今田に期待しましょう。

予選ラウンドはタイガー・ウッズと石川遼の同組ラウンドが話題に中心でした。その二人が予選で姿を消してしまいました。石川はリンクスとは思えないほど穏 やかな天候に恵まれ、無風状態だった初日は68で21位。リンクスらしい天候の2日目は1バーディー、7ボギー、1ダブルボギーの78と崩れ、通算6オー バー、146の85位で予選落ちでした。「風にボールが負けたというより、僕の基本的な姿勢が風にかなわなかった」と振り返っていますが、一緒にラウンド したウッズは「Ryoの高い弾道は常に危険なリスクを負っている、ボールを高く打ちすぎる」とバッサリ。世界で戦うためには「高い弾道」と決別し「ナイス ガイ」になる努力をしてほしいものです。

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